カフェラテやシリアル、パスタなど「牛乳」を使う場面は何かと多く、「牛乳」は常に冷蔵庫にある常備品と言っても過言ではありませんよね。
そんな中、牛乳の代替品として「豆乳」や「無脂肪ミルク」、「アーモンドミルク」といった植物性ミルクが「低カロリーなのに美味しい!」と注目を集めています。
そこで今回の記事では、以下の内容を中心にご紹介していきます。
- 植物性ミルクとは何か
- 植物性ミルクの種類
- 植物性ミルクの効果
- 植物性ミルクの活用方法
- 植物性ミルクのメリット、デメリット
植物性ミルクは種類によっても味が全く異なりますので、使う料理や、気分に合わせて毎日違う味のミルクを楽しんでいきませんか?
そもそも植物性ミルクってなに?
植物性ミルクは、一般的な牛乳とは異なり、「植物性の材料=穀物、豆、ナッツ」などから作られたミルクを指します。牛乳と比較して、ヘルシーな上に栄養価が高いこともあり、健康意識の高い方やヴィーガンの方からも愛されている商品でもあります。
また植物性ミルクの種類は非常に多く、日本でも馴染み深い「豆乳」から、最近話題の「アーモンドミルク」まで様々です。
今回は、そんな中でも特に注目を集める10種類の植物性ミルクについて詳しくご紹介していきます!
- 豆乳
- アーモンドミルク
- オーツミルク
- ココナッツミルク
- ライスミルク
- 白ごまミルク
- ヘンプミルク
- カシューナッツミルク
- マカダミアミルク
- キヌアミルク
豆乳
豆腐になる前の液体を豆乳と言います。豆乳そのものはクセが強いため苦手な方も多いかもしれませんが、フルーツやチョコレート風味に味付けされた飲みやすい商品も販売されていることから、日本では馴染み深い商品ですよね。
豆乳は、たんぱく質・大豆イソフラボン・大豆レシチン・鉄分などの栄養素を含んでおり、健康的なだけでなく腹持ちも良いことからダイエットにも最適な飲み物と言えます。
効果
- 悪玉コレステロール値の低下
- 更年期症状の改善
- 動脈硬化の予防
- 貧血対策
アーモンドミルク
アーモンドを原料に作られたミルクをアーモンドミルクと言い、スッキリとした味わいが特徴です。
アーモンドミルクには食物繊維・ビタミン・オレイン酸などが含まれており、様々な効果を得ることができますが、糖質が多いため飲み過ぎには注意しましょう。
効果
- 整腸作用
- 美肌効果
- 血流促進
- LDLコレステロールの低下
- ニキビ対策
オーツミルク
オーツ麦を原料に作られたミルクをオーツミルクと言い、豆乳に続く第3のミルクと呼ばれています。
牛乳よりもさっぱりとした味わいではありますが、食物繊維・カルシウム・ビタミン・葉酸が多く含まれており、健康的な飲み物です。
効果
- 整腸作用
- 肌トラブルの改善
ココナッツミルク
ココナッツの果肉から抽出したミルクをココナッツミルクと言い、非常に甘みが強いことから、濃厚な味わいを楽しむことができます。
ココナッツミルクには、中鎖脂肪酸・カリウム・マグネシウム・銅・鉄が含まれている一方、糖質は少ないため糖質制限中の方にオススメです。
効果
- 脂肪燃焼効果
- 食欲抑制効果
- 糖尿病の予防
- 風邪予防
- エイジングケア効果
ライスミルク
お米と水を混ぜわせたものをライスミルクと言い、甘さが控えめであっさりとした味わいが特徴の飲み物です。
植物性ミルクの中では、カロリーや糖質が高い方ではあるのですが、アレルギーを発症しづらいというメリットがあります。栄養素としては食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富なため、健康と美容効果を期待できます。
効果
- 整腸効果
- エイジングケア効果
- 血液中のコレステロール濃度の減少
白ごまミルク
白ごまから抽出したミルクを白ごまミルクと言い、ごまの主張が強すぎないマイルドでクリーミーな味わいが特徴です。
ごまから作られているため、セサミンが非常に豊富で、サプリメントを摂取するよりも多い量のセサミンを摂取できるとも言われています。
効果
- エイジングケア効果
ヘンプミルク
ヘンプシード(麻の実)で作られたミルクをヘンプミルクと言い、とろみのついた豆乳のようなイメージの飲み物です。
ヘンプミルクには、必須アミノ酸全種類・ビタミン・ミネラル・鉄分・食物繊維・必須脂肪酸などが含まれており、植物性ミルクの中でも非常に栄養が豊富と言われています。
効果
- 筋肉の発達をサポートする
- 整腸作用
- 美肌効果
- デトックス効果
- 貧血予防
カシューナッツミルク
カシューナッツを原料に作られたミルクをカシューナッツミルクと言い、豆乳に近い味わいであることからクセもなく飲みやすいのが特徴です。
そんなカシューナッツミルクも栄養素が豊富で、亜鉛を中心に、植物性タンパク質・ビタミンB・鉄・オレイン酸などが多く含まれています。
効果
- 貧血対策
- 眠気対策
- 整腸効果
- 美肌効果
マカダミアミルク
マカダミアナッツを原料に作られたミルクをマカダミアミルクと言い、クリーミーな味わいが特徴です。
マカダミアミルクは、ミネラル・食物繊維・ビタミン・不飽和脂肪酸・パルミトレイン酸と言った栄養素を含んでおり、健康的なだけでなく美容効果も期待できます。
効果
- 動脈硬化の予防
- 老化防止
- 貧血の予防
- 糖尿病の予防
- 高血圧の予防
キヌアミルク
キヌアという穀物から作られたミルクをキヌアミルクと言います。日本では、キヌアと聞いてもあまり馴染みがないかもしれませんが、実はインカ帝国の頃から愛されており、穀物の母と呼ばれるほど重宝された食材でした。
もちろんその呼び名通り、非常に栄養が豊富で、たんぱく質・ミネラル・脂質・食物繊維・カルシウム・必須アミノ酸全種類・リノレン酸など様々な成分を含んでいます。
効果
- 肥満になりにくい
- 動脈硬化の予防
- 血のつまりの予防
植物性ミルクの活用方法
植物性ミルクはクセが強い商品も多く、単体では飲みづらさを感じる場合もあるのですが、基本的には、牛乳の代替品として使うことができます。
そのため、以下のような料理を作る際に、牛乳を植物性ミルクに置き換えることで美味しく摂取することができますので、是非お試しください!
オススメの置き換えメニュー
- ラテ
- ケーキ
- ポタージュ
- クッキー
- クリームパスタ
- ティラミス
植物性ミルクのメリット・デメリット
植物性ミルクは栄養が豊富で、牛乳の代わりにもなる飲み物であるとご紹介してきましたが、良いことばかりではありません。
メリット・デメリットを比較したうえで最適なミルク飲料を選んでいきましょう!
メリット
- 牛乳よりも賞味期限が長い
- 常温保存できる商品が多い
- 牛乳アレルギーや乳糖不耐症の人でも摂取できる
- ヴィーガンの方も摂取できる
- カロリー、脂質が少ない商品が多い
- 栄養が豊富な商品が多い
デメリット
- 牛乳よりも価格が高い
- 味が独特で飲みづらい商品が多い
- タンパク質が少ない商品が多い
- 取り扱い店舗が少なく手に入りづらい
植物性ミルクを取り入れて、美しく健康的な体を手に入れませんか?
今回は植物性ミルクの種類やその効果、オススメの活用方法についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
植物性ミルクは、栄養素が高いため毎日摂取したい飲み物ではありますが、牛乳と比べて高額であったり、足りない栄養素を他で補う必要があるなど、注意すべき点も多々ありますので、無理のない範囲で継続することが重要です。
また、健康や美容に良いのはもちろんのことですが、牛乳よりも環境負荷が少ないとされており、「サステナブル」な商品とも言われています。
自分の体のため、そして未来の地球のために、植物性ミルクを少しずつ普段の食卓から取り入れていきませんか?