生活の質
2022.09.29
暮らしを考える

【ヘンプシード】麻の実であり副作用なし|効果やメリット、食べ方などを紹介

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「麻」と聞くと、どんなイメージが思い浮かびますか?
もしかしたら、大麻を連想したり、「麻」薬をイメージしたりする方もいるかもしれません。
しかし実は「麻の実」は、古くから日本でも食べられている馴染み深い食材のひとつなのです。一体どんな食材に、麻が含まれているか想像できますか?

正解は「七味唐辛子」です。七味唐辛子は日本人とって、切っても切れない調味料の一つですよね。七味唐辛子に入っている、大きめの丸い粒が「麻の実」なのです。

「麻の実」は「麻」自体がサステナブルな植物であるため、近年のSDGsの動きにあわせて注目を集めている安全性の高い食材としても知られています。

今回の記事では、ヘンプシードとはどのようなものかを解説するとともに、ヘンプシードの食べ方や、おすすめ商品をご紹介していきます。

「麻の実」である「ヘンプシード」とは?

ヘンプシードは麻の実(種子)のことを言い、日本だけではなく、世界中で古くから消費されています。

現代人は食生活が乱れがちで、十分な栄養を食事だけで取るのは難しい場合が多いですが、このヘンプシードには多くの栄養素が含まれており、現在ではスーパーフードとしても注目されています。

またヘンプシードは、手間のかかる調理をせずとも食べることも可能。柔らかく、きちんと消化されるため、手軽に摂取できる食材でもあります。さらにはアレルギーや遺伝子組み換えの心配も不要なため、意外にも安全性の高い食材と言えます。

ちなみに、ヘンプの呼び名は、大麻、マリファナ、など様々な名前がありますが、これらはすべて、植物学的に同じものを指しています。以下の記事ではさらに詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。https://www.kurashitoecoto.jp/living/what-is-cbd-that-attracts-attention-as-sustainable/#toc3

ヘンプシードのメリット

ヘンプシードは、良質なタンパク質以外にもこれらの栄養が豊富であることから、スーパーフードとしても注目を集めています。

タンパク質が豊富

3大栄養素の1つでもあるタンパク質は、人間のエネルギー源となる非常に重要な成分のひとつです。
普段の食事のみで良質なタンパク質を補うのはなかなか難しいですが、ヘンプシードには多くのタンパク質が含まれているため、栄養補給に最適な食材と言えます。

アミノ酸が豊富

ヘンプシードには、必須アミノ酸と非必須アミノ酸の両方が豊富に含まれています。
このアミノ酸は、タンパク質の材料ともなる成分であることから、健康な体づくりには最適と言えます。

ミネラルが豊富

ミネラルは、人間の体を健康に保つためには欠かせない非常に大切な栄養素であるものの、実は体の中では作られないため、食べ物から摂取する必要があります。

しかしヘンプシードには、このミネラルがたくさん含まれているため、1日分の鉄分や亜鉛、マグネシウムをたったスプーン3杯で補うことができます。

必須脂肪酸のバランスが良い

ヘンプシードには、日本人に不足しがちとされている必須脂肪酸が多く含まれており、スプーン3杯で1日に必要とされるオメガ3を摂取することができます。

さらには、必須脂肪酸のバランスが非常に良く、WHOが推奨している割合と比較しても理想的な数値であることから健康・美容効果も期待できます。

腸内環境を整える食物繊維

ヘンプシードに含まれる水溶性​​食物繊維には、糖の吸収を穏やかにしたり、デトックス効果があることから、ダイエットに最適なプロテインと言えます。さらには美肌効果も期待できるため、特に女性に嬉しい食材と言えそうです。

ヘンプシードを摂取することによる副作用は?

このようにメリットがたくさんあるヘンプシードですが、大麻の種ということで、副作用の心配をする方もいるかもしれません。

しかし、この点については心配に及びません。
日本国内でも様々な製品が流通していることからもわかる通り、ヘンプシードの安全性は担保されています。
ヘンプシードには、精神作用のあるテトラヒドロカンナビノールという成分が含まれていません。さらには、商品を海外から輸入する際にも、厚生労働省の許可が必要となっているため、日本では副作用が心配される危険な成分を含んだ製品は一般的に出回らないでしょう。

ヘンプシードの食べ方

ヘンプシードはナッツのように香ばしく、クセのない味わいが特徴です。
そのため、胡麻と同じような要領で様々な料理にふりかけたり、すり鉢で擦って和えるだけでOK。そのまま摂取しても消化されやすいのでどんな料理にも使えるのがポイントです。

おすすめのヘンプシード3選

まだまだヘンプシードを日常生活に取り入れていない方は多いのではないでしょうか?

今回は、様々な商品ラインナップの中でも特にオススメの商品をご紹介していきますので、ぜひ参考になさってください!

ヘンプシード

量 1kg

成分表(100gあたり)

エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム
463Kcal 29.5g 27.9g 31.3g 0g

胡桃やカシューナッツの様な味わいが特徴です。

特徴

そのままでももちろん食べれますが、シリアルやヨーグルト、サラダ、納豆とも相性抜群。コレステロール0で低カロリーですのでダイエット中の方にもオススメです。

有機麻の実ナッツ(非加熱)(180g)【ヘンプキッチン】

量 180g

成分表(100gあたり)

エネルギー タンパク質 脂質 ナトリウム 糖質 食物繊維 亜鉛 マグネシウム コレステロール トランス脂肪酸
610kcaL 32g 32g 1.5mg 0.0mg 1g 2g 11.0mg 9.6mg 690.0mg 0.0g 0.0g

ナッツのような味わいが特徴で、そのまま食べても美味しいです。

特徴

有機JAS認定を受けたこの商品は、熱を加えずに調理されていることから、ローフードダイエットに取り組まれている方もお召し上がりいただけます。
また内容量が180gと少量であることから、ヘンプシードを試してみたい!という初心者さんにオススメの商品です。

有機 麻の実ナッツ 180g ヘンプシードナッツ ヘンプキッチン オーガニック

180g

成分表(100gあたり)

エネルギー タンパク質 脂質 ナトリウム 糖質 食物繊維 亜鉛 マグネシウム コレステロール トランス脂肪酸
610kcal 32g 52g 1.5mg 0mg 1g 2g 11.0mg 9.6mg 690.0mg 0mg 0mg

ほんのり香ばしい風味を感じる、癖のない味わいです。

特徴

カナダの契約農家で、有機栽培で育てられたヘンプシードです。様々な料理にふりかけるのはもちろんのこと、麻の実油と塩を加えてペースト状にし、野菜スティックでディップするのもオススメです。

スーパーフードのヘンプシードには、魅力がたくさん

今回はヘンプシードについてご紹介しましたが、いかがだったでしたか? ヘンプシードは、体が必要としている栄養素をたくさん含んでいることから、健康増進や美容効果が期待できる食品です。

また、稲や小麦、大豆などと並ぶ「八穀」のひとつとして、縄文時代から食べられているヘンプシードは日本人にも馴染みるのある食品。大麻が関連していると聞くと、なかなか良いイメージは持ちづらいですが、ヘンプシードは法律はもちろん、成分的にも全く問題ありません。
それどころか、ヘンプシードには多くの栄養素が含まれるスーパーフードとして注目を集めるほど。

今回の記事で、ヘンプシードに興味を持った方は、ぜひいつもの料理にプラスアルファでトッピングして楽しんでみてくださいね。

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