今、健康志向の方に話題の酵素。酵素について、あなたはどれだけのことを知っていますか。
食べ物には、消化や代謝をサポートする「酵素」が含まれています。そして、食べ物から酵素を正しく摂取することで、ダイエット効果も期待できます。
この記事では、「酵素ダイエット」に興味を持っている方に向けて、酵素を豊富に含むフルーツやフルーツを使ったレシピについて紹介します。
この記事を通して豊富な酵素を持つフルーツについて知ることで、ダイエットの効果が高いだけではない「おいしい酵素ダイエット」の第一歩を踏み出してみてください!
また以下の記事でも、酵素について説明していますので、ぜひこちらもご覧くださいね。
酵素を摂ることが、なぜダイエットに効果的なの?
なぜ、食べ物から酵素を摂取することが、ダイエットに効果的なのか。その理由から考えていきましょう。
そもそも、ダイエットをするということは、「摂取カロリー<消費カロリー」となる状態を目指すことです。
つまり、摂取カロリーを控え、消費カロリーを増やすことですね。
消費カロリーを増やすにあたってポイントになるのが「代謝を上げること」。
もし代謝が良くない場合、消費カロリーを増やすことができず、うまくダイエットができません。
ここで登場するのが「酵素」です。
人間には、消化をサポートする「消化酵素」や代謝をサポートする「代謝酵素」がもともと体内に備わっています。それらの酵素を助けるものが、体外から摂取することができる「食物酵素」なのです。
- ダイエットは「消費カロリーを増やすこと」がポイント
- 消費カロリーを増やすには「代謝を上げること」がポイント
- 人間の体内には、代謝をサポートする酵素がもともと備わっている
- 体外から「食物酵素」を摂取することで、代謝酵素を助けることができる
- 結果として、代謝を上げて消費カロリーを高めることでダイエット効果が期待できる
このような理由から、食べ物から酵素を摂取することは、ダイエットに効果的といえるのです。
効果的に酵素を摂るには、フルーツが一番!?
では、より効果的に酵素を摂るためには、何を食べたらいいのでしょうか。
もっともオススメは、新鮮な生のフルーツです。
酵素は熱に弱く、加熱調理をすると食材に含まれている酵素が破壊されてしまいます。
そのため、酵素の効果を最大限得るためには、調理をする際には非加熱、もしくは48℃以下の低温調理をすることが必要です。
このような、「酵素は熱に弱い」という特徴を考えると、より効果的に酵素を摂るためには加熱調理の必要がないフルーツがオススメなのです。
酵素を多く含むフルーツ12選
では、どんなフルーツを摂れば良いのか。
こちらでは酵素を多く含むフルーツ12種をご紹介します。
酵素ダイエットに興味を持たれている方は、ぜひECサイトやお近くのスーパーで買って食べてみてください。
どれも手軽に手に入るフルーツです!
パイナップル
- 特徴:食物繊維も豊富に含まれていますから、便通を良くし、腸をきれいにする点からもダイエット食として効果的です。
- 酵素:ブロメラインというタンパク質分解酵素が多く含まれています。
胃液の分泌を活発にして胃腸の働きを高めるだけでなく、胃腸の炎症を抑えて腸内の有害物質を分解する作用もあります。尚、熱に弱いため、缶詰での摂取では効果が期待できません。 - 栄養成分:ビタミンC、ビタミンB群が多く含まれています。
また、鉄やマグネシウムといったミネラルも豊富です。
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パパイヤ
- 特徴:トロピカルフルーツの代表格であり、世界中の熱帯や亜熱帯で栽培されています。
日本でも沖縄で少量栽培されていますが、生食で流通しているもののほとんどは輸入品です。 - 酵素:パパインというタンパク質分解酵素が含まれており、消化を助ける作用を持ちます。
しかし、完熟した黄色いパパイヤにはほとんど含まれておらず、パパインを摂取したい場合には未熟の青パパイヤを食べることが必要となります。 - 栄養成分:ビタミンCとβカロテンを中心に、各種ビタミン群がまんべんなく含まれています。
また、カロリーが少ないため、ダイエットにも効果的なフルーツと言えるでしょう。
いちじく
- 特徴:世界最古のフルーツであるいちじくは、上品な甘味とやわらかな酸味が特徴です。
全体的に色づいて、おしりが開いているものが食べ頃です。 - 酵素:ペクチンと呼ばれるタンパク質分解酵素が豊富であり、消化を促進し胃の負担を軽減してくれます。
整腸効果や美容効果が期待できるので、女性に嬉しいフルーツです。 - 栄養成分:クエン酸や食物繊維が豊富です。
また、表面の赤い色は抗酸化物質のポリフェノールの一種であるアントシアニンであり、ガン抑制効果も期待できます。
キウイ
- 特徴:歴史は浅いものの、今ではすっかり食卓の定着をしたキウイ。
日本では、輸入品と国内品が上手く補い合い、1年中食べることができます。
硬すぎると酸味が強く柔らかすぎると熟しすぎであるため、触ってみて軽く弾力を感じる頃が、最もおいしく食べることができます。 - 酵素:アクチニジンというタンパク質分解酵素が含まれており、肉料理のあとなどに食べるとより効果的です。
- 栄養成分:ビタミンCが豊富であり、レモンに匹敵する含有量です。
また、食物繊維やポリフェノールも多量に含まれており、整腸効果やガン抑制効果、さらには動脈硬化予防も期待できるでしょう。
りんご
- 特徴:馴染み深いフルーツであるりんごは、「1日1個のりんごで医者いらず」と言われているほど、様々な観点から健康効果が期待できます。
皮ごと食べることで、その効果を最大限活かすことができます。 - 酵素:プロテアーゼというタンパク質分解酵素が含まれており、消化を助ける効果が期待できます。
- 栄養成分:クエン酸やリンゴ酸、カリウム、食物繊維の一種であるペクチン、強い抗酸化力を持つりんごポリフェノールなどが豊富に含まれており、生活習慣病の予防や整腸効果、美肌効果など多岐にわたる効果が期待されています。
メロン
- 特徴:メロンは「果物の王様」と呼ばれており、糖質やカリウムを多量に含んでいます。
元々は高級フルーツの代名詞でしたが、近年は多くの品種が出回り、手軽に手に入れられるフルーツになりました。 - 酵素:ククミシンというタンパク質分解酵素を含んでいます。
- 栄養成分:糖質が豊富に含まれており、夏バテに最適なフルーツと言えます。
むくみ改善や高血圧予防を期待できるカリウム、さらには血圧を下げリラックス効果があるとされるGABA(ギャバ)も多量含まれています。
梨
- 特徴:水分量が多く、スイカと並んで夏の代表的なフルーツと言えるでしょう。
日本梨や西洋梨など多様な種類があり、それぞれ形や食味も違いがあることが特徴です。水分量が多いため、下痢や胃腸の調子が悪い時は控えた方がいいでしょう。 - 酵素:りんごと同じく、タンパク質分解酵素であるプロアテーゼが含まれています。
- 栄養成分:90%以上が水分であるため、栄養価が高いとは言えません。それでもカリウムや食物繊維が豊富に含まれており、解熱作用があることや二日酔いにも最適です。
バナナ
- 特徴:安くて手頃で、朝食代わりにもなる栄養価抜群のフルーツです。
国内ではほとんど栽培されておらず、全国的に消費されるバナナは基本的に輸入品です。 - 酵素:デンプン分解酵素であるアミラーゼを多く含みます。熟せば熟すほどより多くの酵素を含んでいます。
- 栄養成分:炭水化物を多く含むため、カロリー摂取に最適です。
また、筋肉の痙攣を抑制する効果のあるカリウムやリラックス効果のあるセロトニンも含まれていることから、運動時には最適なフルーツと言えるでしょう。
いちご
- 特徴:日本人に人気なフルーツであり、いちごの消費量は世界一とされています。冬〜春頃までが季節であり、冬季の代表的なフルーツと言えます。
- 酵素:ビタミンB群の一種である葉酸を多く含んでおり、体内の代謝酵素の働きを補う効果があります。
- 栄養成分:ビタミンCが豊富に含まれており、レモンやキウイ同等の含有量を持ちます。
さらには、食物繊維の一種であるペクチンが多量で、悪玉コレステロール値を下げる効果が期待できるでしょう。
オレンジ
- 特徴:柑橘系フルーツの代表格であるオレンジは、ビタミンCを多く含むことで有名です。輸入品が一般的であるものの、和歌山県や愛媛県など国内でも栽培されています。
- 酵素:いちごと同じく、代謝酵素を補う葉酸が多く含まれています。
- 栄養成分:ビタミンCが多く含まれます。また、血管を丈夫にする作用があるヘスペリジンを多く含んでおり、血流アップを期待できるでしょう。
スイカ
- 特徴:夏の風物詩でもあるスイカですが、その大きさゆえに近年は消費量が減っている傾向にあります。スイカには、夏場の水分補給だけではなく、体温を下げる効果もあるとされています。
叩いて「ポンポン」と響く音がしたら食べ頃です。 - 酵素:糖質を分解する効果が期待できるマンノシダーゼが多く含まれています。
- 栄養成分:カリウムとシトルリンという、むくみ改善を期待できる栄養素が多く含まれています。
グレープフルーツ
- 特徴:国内で消費される100%が輸入品であり、輸入果実としてはバナナに次いで2位です。
もともとはメロンと同じく高級フルーツでしたが、1971年の輸入の自由化に伴い安価な家庭的なフルーツとなりました。 - 酵素:パントテン酸という水溶性ビタミンを含んでおり、代謝酵素を助ける働きがあります。
- 栄養成分:ビタミンCを多く含んでいます。また、ビタミンB群であるイノシトールが含まれており、脂肪の流れをスムーズにして肝機能向上の効果があります。
比較的カロリーの少ないフルーツであるため、ダイエットにも最適です。
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酵素を豊富に含むフルーツを使ったレシピ5選
ここからは、酵素を多く含むフルーツを使ったレシピを5つご紹介していきます。ぜひお試しください!
発酵ジュース(天然酵素ジュース)
- 材料:りんご1個、キウイ1個、ミネラルウォーター500ml、1Lくらいの広口の保存用ガラス瓶
- 作り方:りんごはよく洗って皮ごと、キウイは皮をむいて、どちらも厚さ3mmほどのイチョウ切りにする。
煮沸消毒したのち、ウォッカなどのアルコール同数の高いアルコールで拭いたガラスの保存瓶に、8割ほどフルーツを詰め、ミネラルウォーターをフチから2cmほど隙間を空けて注ぐ。
保存瓶のフタを閉め、直射日光の当たらない場所で一日一回清潔なスプーンなどでかき混ぜつつ、25℃程度前後で数日間保存する。
気泡が上がったらザルで起こし、蓋のある瓶に分けて冷蔵保存する。 - 含まれる栄養分:豊富なビタミンCやポロフェノールを摂取することができます。
発酵フルーツアイスキャンディ
- 材料:オレンジ適量、パイナップル適量、ジュースをこしたあとの発酵フルーツ保存ビン3分の1量、ココナッツミルク100cc、アガペシロップ大さじ1
- 作り方:ココナッツミルクにアガペシロップを溶かす。
アイスキャンディの型に発酵フルーツを適量入れ、ココナッツミルクを注ぎ、冷凍庫で冷やし固める。 - 含まれる栄養分:ビタミンCが豊富に含まれており、酵素や食物繊維も摂ることができます。
肉料理などの食後のデザートに最適です。
いちじくと生ハムのサラダ
- 材料:サニーレタス2枚、フリルレタス3枚、いちじく2個、生ハム薄切り6~8枚
- 作り方:サニーレタスとフリルレタスの水気をよく切り、手で一口大にちぎり器に盛る。野菜の間にいちじくと生ハムをバランス良く盛り付ける。
- 含まれる栄養分:クエン酸や食物繊維が豊富であり、タンパク質分解酵素も含みます。おしゃれな見た目も含めて、肉料理の副菜としていかがでしょうか。
濃厚バナナジュース
- 材料:バナナ1本、牛乳150ml
- 作り方:バナナの皮を剥き、ラップに包んで手で潰す。しっかりラップで包んだら保存袋に入れて凍らせる。凍らせたバナナと牛乳をミキサーに入れ、攪拌させたら完成。
- 含まれる栄養素:デンプン分解酵素のアミラーゼを含んでおり、適度に炭水化物も摂ることができます。夏場の朝食の代わりとなるでしょう。
スイカのフラペチーノ
- 材料:スイカカット200g、水150ml、砂糖10g、氷50g、ミント適量
- 作り方:すいかの種を取り除き、ラップで包んで冷凍庫で3時間凍らせる。
ミキサーに1、水、砂糖、氷を入れ、滑らかになるまで撹拌する。コップに注ぎ入れ、ミントを飾ったら完成。 - 含まれる栄養素:デンプン分解酵素のマンノシダーゼやカリウムやシトルリンを含み、夏場のデザートに最適です。
フルーツで無理のない「おいしい酵素ダイエット」を!
今回は、「酵素ダイエット」に興味を持っている方に向けた、酵素を豊富に含むフルーツや、フルーツを使ったレシピについてのご紹介でした。
フルーツから豊富な酵素を摂ることで、食事を楽しみながらダイエットをすることも可能。適切に酵素を摂ることは、ダイエットだけでなく健康にも良い影響をもたらしてくれます。
体内に酵素がたくさんあれば、それだけ美容や健康に良いとされます。
ぜひこの機会に、豊富な酵素を持つフルーツを効率的に摂り、ただ質が高いだけではない「おいしい酵素ダイエット」を実践してみてはいかがでしょうか。